【ポケモン危機一髪】プテラギガイアス軸スイッチトリパ【無敗1800】

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<このルール何?>

Pokemon Global Linkで7/28~7/31のおよそ3日間に渡って開催された大会です。

縛りとしては以下の2点。

①弱点が5つ以上あるポケモンのみ参加可 ②持ち物は半減実or弱点保険のみ

この謎の縛りと使用可能なポケモンを見た瞬間ものすごいクソゲーがして、

逆に興味を惹かれたので参加してみました。

 

<構築の経緯>

使用可能なポケモン一覧を見たとき、高速低耐久なポケモンが多いことに気付く

それならトリックルーム軸で構築を組んでみよう

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トリラーの弱点の多さやサポート手段の不足を考えると安定してトリルを貼るのは厳しそう

初動は高速アタッカー軸で攻めて試合後半にスイッチする動きの方がやりやすそうだ

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~完成~

 

<個別解説>

ギガイアス@リンドのみ

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勇敢H244,A252,D12

HP16-1n調整、最遅

 

構築の起点。トリル下でのメインアタッカーとして採用しました。

他にはダダリンドサイドンなども候補に挙がっていましたが、

 ①鈍い+全体技でトリル下において高い制圧力を期待できる

 ②貴重な高火力鋼技使い

 ③防御特防ともに数値が高く、並大抵の攻撃では倒されない

この3つの長所を評価して採用に踏み切りました。

特に鋼技は鋼タイプが一匹もいないこともあり、半減実を持つ相手も居らずかなり一貫していました。

持ち物はこのポケモンを一撃で倒してくる可能性のあるブルルを意識してのもの。

やたら草技を撃たれる機会が多かったのでこの選択で正解だったと思います。

ワイドガード相手の雪崩でハゲるのが嫌だったため採用しました。

そこそこ使いましたが、怯み回避目的で使う機会は殆どありませんでした。この枠は守るで良かったです。

その他の使用感は全体的にほぼ期待通りでした。

 

・ヤドラン@ナモのみ

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呑気 最遅、硬い

 

トリル始動役。

ギガイアスが格闘や地面に打点が薄いため、これらのポケモンに強いトリラーとして選択しました。

最後に残った技枠はいやしのはどうを選択。なまけるで自身が回復するより、横に立っているギガイアスが回復したほうが鈍いとのシナジーもあり良いだろうとの判断からでした。

特性は、このポケモンの特性を知らないにわかに挑発を撃たれてハゲるのが嫌という理由から鈍感を選びました。結局挑発を撃たれる場面など一度もなかったので再生力にするべきでした。

 

実際に運用してみた結果ですが、めちゃくちゃ強かったです。

特にいやしのはどう。ヤドランとギガイアスを並べたときにほとんどの相手がギガイアスを攻撃してきたため、その直後にいやしのはどうで絶望の淵に叩き落してやりました。

またトリルターン稼ぎに守ってくることも多く、その間にアドを稼ぐケースも多かったです。

運負けの危機に晒されたときにこうした動きから4体倒して逆転勝利というのも2度ほどありました。

 

あと何度も上からエアスラや雪崩、悪の波動を撃たれたものの、一度もひるむことはありませんでした。

間違いなく今回の大会でのMVP。

 

プテラ@ヤチェのみ

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陽気H108,A148,S252

テッカニンのいのちがけ耐え

 

このルールの覇者にして、このルールが毛髪に悪い原因

高い素早さやS操作手段により安定した先発枠。実際全ての試合において先発で選出しました。

この素早さからの岩雪崩と怯み効果、このルールを根幹から破壊する特性と下馬評通りの強さでした。

HP調整ですが、テッカニンのいのちがけ相手にハゲるのが嫌という理由で施しました。

このポケモン自体あまり火力を追求するタイプではないため、Aを削ってでもやる価値はあると判断しました。

おまけでシザリガーアクアジェットも確定耐えになりお得な調整です。

実際に一度いのちがけを撃たれて耐えました。調整してよかったです。

 

戦犯1号。同速ゲーはほとんど負けるし急所もらうし雪崩は外しまくるし散々。

相手のプテラがフリーフォールの同速ゲーで無限にこちらの岩雪崩を避けていくのは犯罪

 

ゲッコウガ@ヨプのみ

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無邪気ASぶっぱ

 

この大会のレギュレーション違反ポケモン

プテラの緊張感と合わせて多くの相手を縛りにいきます。

技は龍や草相手に安定した打点として冷凍ビーム、テラキオン等を縛るためのけたぐりをまず選択。

冷凍ビームの枠は水手裏剣にしてキノガッサと合わせてプテラを縛りに行っても良かった気がします。

ダストシュートについてですが、命中80の技が大嫌いな自分はできれば採用したくありませんでしたが、このルールでの毒技の強さを考えると切るわけにはいきませんでした。

トゲキッスエルフーンカプ・ブルルなどを一撃で倒すことができ強力です。

また毒タイプに変化できるのが強力で、格闘技やフェアリー技を耐えることが出来るのが利点です。

 

戦犯2号。闇落ちの原因。

普段は期待以上にダストシュートは当ててくれましたが、肝心な場面に限って外しまくりました。

あとヨプが発動したにも関わらず急所で一撃ダウンなんて場面もありました。

 

キノガッサ@ロゼルのみ

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意地っ張りH156,A252,S100

4振り80族抜き抜き、追い風下プテラ抜き

 

ここから補完枠。

水タイプや岩タイプへの打点、ガチトリパへの圧力、強力な先制技などを求めて採用。 

素早さの数値が極端なポケモンが多いこの環境において素早さ種族値70というのはかなり中途半端ですが、

追い風とトリルを交えるこの構築においてはこの中途半端さがむしろかなりのシナジーを発揮していました。

特に準速や最速にするメリットもないので、素早さは必要な分だけ振り残りは耐久に振りました。

持ち物のロゼルは腐っていたので、相手のヤドランに対して安定して出せるようウタンを持たせるべきでした。

 

ラティオスじゃくてんほけん

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臆病CSぶっぱ

 

めざめるパワー毒の個体。

甘えたエルテラ+ブルルを絶対に許してはいけないと判断したため採用。

持ち物は余った弱点保険を宛がいました。

全体技があるわけでもなくシナジーは微妙ですが、持たせたい半減実もないのでこれでいいと思います。

 

肝心の選出率ですが、圧倒的最下位

かなり多いと予想していたエルテラが全くと言っていいほどいませんでした。

他の人は結構マッチングしたらしいのでマッチング運が悪かったのか・・

あとSが足りない、龍+超という範囲では相手の弱点を突きづらいというのも選出を渋った原因。

わざわざブラック2を周回して確保した個体だったのでこの結果はちょっと悲しかったです。

 

<雑感とか戦績とか>

開幕22連勝、無敗で1800に乗りました。

別に運が良いわけでもなく、むしろ何度も運負けの危機に陥ってこの連勝なので自信持てる戦績だと思います。

しかし1戦勝利した次の24戦目、1860のカプブルル相手にダストシュートを外し壊滅。

そこから少しレートを上げたものの、疲労が祟ったのか敗北を重ねずるずるレートを溶かしました。

最後の方は持ち直したものの最終戦で100下に敗北し終了。

最終的な戦績は37勝8敗でした。瞬間最高レートは1853、最終レートは1830くらいだと思います。

 

構築の欠陥としてはダダリンワルビアルが致命的に重いです。

特にダダリンには2回マッチングして2回ともなすすべなく敗北しました。

ラティオスの枠をマニューラあたりにしておけば良かったです。

 

とにかく命中不安と同速ゲーに悩まされ続けたゲームでした。

何度も禿げあがるかと思いました。伊達に危機一を名乗っているわけではないですね!

 

追記 8/4

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絶対無理だと思ってましたがギリギリ1ページ目には入れました。

 

<おまけ> 

 

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黒ひげ危機一パツのパツはのほうですよ!